これも追加!?

一旦あるレベルまで遅れを生じたソフトウェアの開発プロジェクトは、当初のスコープ・予算・時間通りに終わらせるようリカバリーすることは、ほぼ不可能である。よほどの条件が揃っていなければそんな奇跡は起きない。しかもその条件が揃っている場合、よほど手抜きをしてなければ、致命的な遅れを生じる事態には至らないのだ。

というわけで、取り戻せない遅れを見極めたら、リカバリーの方策を考えるとともに、早めに利害関係者との調整を上手く進める段取りを考えなくてはならない。それを怠って、自らのチームの構成員にのみ負担を押しつけて、叱咤するしか能のない管理者の多いことよ。いや、そもそも遅れのポイントを正確に見極める能力がないのかもしれない。

そんな管理者はなんの仕事もしていないのだ。誰だってできるよ、そんな仕事なら。プロジェクトにとっては百害あって一利無し。さっさと立ち去るが良い。消えてしまえ。